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オーダーメイドでデザイン設計したTV台に間接照明を埋め込みました。壁面に施したタイルをライトアップで演出させることと、テレビを観るときの目への負担を減らすことやリビング全体の明るさ確保する効果を考えた照明プランです。照明の発光面が見えないように、間接照明を埋め込んである部分はTV台のカウンター面より下に凹ませています。また埋め込んである照明が見えないように乳白色のポリカーボネート板で隠してあります。リラックスして映画鑑賞するときなどのシーンに対応できるよう、間接照明は調光タイプにしてあります。
LDKに間接照明を5mに渡って設置しました。キッチンの手元などを照らす部分以外はこの間接照明のみでLDKの明るさは十分確保できます。明るすぎる空間は落ち着かない時があります。朝や昼の時間帯は明るくても問題ありませんが、夕方から夜にかけてのシーンや就寝前のシーンでは照度を落としていくことが体内時計を狂わせないためにも重要になります。朝から就寝前まで、同じ明るさで過ごさなければならない照明プランは避けるようにします。照明は調光できることや部分的にON、OFFができるように微調整できるようにしておきます。可能であればタイマー機能を設けて、時間帯によって自動で照度が変動していくように計画します。
トイレに間接照明を設けました。照明は間接照明のみとなっています。これだけのアイデアでトイレ空間が高級感あるリラックス空間になります。もちろん明るさも十分確保されています。
廊下に設けたアーチ形状のニッチに間接照明を施しました。アーチ上部に空間を設け、小型のライン照明器具を設置してあるため、照明器具は一切見えないようになっています。光が途中で遮られないように棚板はガラスを採用しています。また、間接照明の光の陰影を際立たせるために背面のタイルは凹凸の大きいものを選定しまいた。
店舗計画で重要となる照明プランは、お客様が心理的に入り易いように計画することが最も重要となります。お客様に最も見て欲しいメイン商品への誘導や、買い物中に照明の光源が直接もしくは間接的にお客様の目に入り、不快感を与えて購買意欲をなくさないようにも計画します。また、店内を明るくするためには照明を多めに設置するよう考えがちですが、適正な照度を計算し照明の配置を工夫してあげることで、必要以上に照明を設けることがなくなり、イニシャルコストもランニングコストも抑えることができます。更に照明計画を工夫した場合でも一定の照明器具は必要になり、その他天井にはエアコンや換気扇、感知器、点検口など多くの機器が設置され、天井が乱雑な印象になってしまいます。その為、照明器具の選定には実例写真のように照明が点灯していることが分かりづらい物を使用することや、その他の機器類なども極力目立たないものを選定することで、天井がすっきりとした印象になります。
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内装のプランやコーディネートをおこなう上で、照明計画は最も重要なことであると考えています。ホテルや商業施設などは照明による集客効果や滞在時間を調整することを計算してデザインされています。日本では天井にシーリングライトを一灯設置しているだけの住宅が大半を占めています。部屋全体を均一に照らすことより、必要な場所に必要な明るさを確保させる事が重要になります。基本的には照明の殆どを間接照明で計画することで内装のデザインが活きてきます。リビングダイニングであればダイニングテーブルをペンダントなどで食事が美しく見えるように照らす。全体の照明は天井を照らす間接照明を施し、テレビの後ろにもテレビを見やすくするための間接照明を組み込む。リビングソファの天井面からグレアレス(直接目に光が入らずまぶしさを軽減したもの)のダウンライトで手元を照らす。絵やポスターなどを壁に飾るのであれば、ウォールウォッシャー(壁を照らす照明)を設置し、必要に応じてスタンドライトなどで補います。これだけの照明計画でもリビングダイニングのデザインは劇的に良くなります。明るさを確保するプランであれば壁と天井を照らします。非現実空間のような空間にしたい場合は、床をメインに照らします。店舗などは一番奥の壁を一番明るくすることで集客率がアップします。それぞれの用途によって照明計画を考えてデザインしていきます。キッチンや家事などの作業する場所と寝室、子供部屋、廊下では照明計画が全く異なります。眩しさを感じさせないような光の角度や色温度、必要な場所への必要な照度の確保、ディスプレイや演出効果を高める、使う人の年齢など、さまざまなことを考慮しながら最適な照明計画を提案しています。また、照明計画の中にスマートホーム化も取り入れることが可能です。